【建築用語紹介】屋根材・スレートとは?

【建築用語紹介】屋根材・スレートとは?

2019年1月18日

はじめに

屋根材の種類には、日本瓦やガルバリウム鋼板屋根(金属瓦)などの種類がありますが、「スレート」もそのひとつです。屋根材によって特徴が異なるため、まずはスレートの基礎知識やメリット・デメリットをチェックしましょう。また、スレートは人気があり普及率の高い屋根材ですが、耐久性が低いことから定期的な点検やメンテナンスが必要になります。この記事で詳しく解説しますので、スレート屋根の住宅にお住まいの方は、ぜひリフォームの参考にしてください。

1.スレートとは?

スレートは粘板岩を薄い板状に加工した建築材で、屋根材や外壁材として使用されています。粘板岩を素材としたものは「天然スレート」と呼ばれ、青黒色で独特な模様を成しているのが特徴です。自然の風合いを生かした高級感のある素材ですが、価格が高いため日本ではあまり普及していません。

 

2.現在は化粧ストレートが主流

スレートには天然スレートの他にも「化粧スレート」があります。どのような特徴があるのか見てみましょう。

化粧スレートはセメントを固めた板です

化粧スレートはセメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工したものです。 「カラーベスト」や「コロニアル」などの商品名で呼ばれることもある、現在もっとも普及している屋根材です。 化粧スレートは色・デザインが豊富で外壁の色とも合わせやすい

化粧スレートはカラーバリエーションが豊富なため、外壁塗装の色に合わせやすいのが特徴です。屋根は住宅の外観を決める大事な部分ですから、イメージに合った色を選べることは大きなポイントになります。また、平板・波型といった種類があり、デザイン性が高いのも特徴です。

スレートのメリットとは

スレートには、他にも以下のようなメリットがあります。
重量が軽いため、耐震性が高い
価格が安い
施工できる業者が多い

化粧スレートは厚さ5~6mmと薄く重量が軽いので、住宅への負担が少なく耐震性に優れています。和風の木造住宅でも、屋根を軽量化するためにスレート屋根が使われることが多くあります。また、他の屋根瓦と比べると価格が安いため、初期費用が抑えられます。さらに、屋根材としての普及率が高いことから、施工できる業者が多いのもメリットです。

スレートのデメリットとは

一方、スレートには以下のようなデメリットもあります。
割れやすい
コケやカビが発生しやすい
耐久性・防水性が低い
塗装メンテナンスが必要

スレートの耐用年数は15~20年程度になり、他の屋根材と比べて耐久性が低いのがデメリットです。防水性も低く、ひび割れや反りなどの劣化が起こりやすいので、表面を保護するための定期的な塗り替えが必要になります。

3.塗装目安は約7~12年

使用している塗料や住宅環境によって塗り替えのタイミングは異なりますが、スレート屋根の塗装目安は、約7〜12年程度とされています。他にも、割れが発生した際の屋根材の部分補修や、棟板金の交換などの屋根修理が必要になる場合があります。

4.定期的な点検が必要

スレート屋根の塗膜の劣化や割れなどに早く気づくためには、定期的に点検を行うことが重要です。屋根材自体の耐用年数はあくまでも目安になり、塗材のグレードによっても耐久性は異なります。屋根修理・屋根塗装・カバー工法・葺き替えなどのメンテナンス方法を適切なタイミングで施工できるように、 定期的に点検を依頼して屋根の状態を把握しておきましょう。

 

今回のお役立ち記事は以上です。外壁塗装のことで分からないことも多いかと思いますので光美装にお気軽にご相談下さい。関東一円、東京・町田市エリアで外壁塗装・屋根塗装リフォーム専門店として活躍中でございます。